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第20回フットケアスキルアップセミナーが開催されました

2019年8月24日(土)、新宿安与ホールにて、20回目となるフットケアスキルアップセミナーを開催致しました。今回も100名近い方にご参加していただき、大変盛り上がりました。

※希望者のみで記念撮影。この倍の人数が参加されました

 

セミナーのスタートは、代表理事山本孝志によるフットケアデモンストレーションから。

今回は、これから秋冬にかけて痛みが出やすくなる巻き爪トラブルに重点を置きレクチャーをしていきました。参加者の中から巻き爪だという方お二人にモデルになって頂き、実際に2種類の巻き爪補正に方法を見て頂きました。

デモンストレーションの後は、目玉の特別講演。お一人目の特別講師は、フットケアセンター山形センター長の大場マッキー広美先生に「25年間で高齢者フットケア実績1万人。介護福祉士・大場が教える!高齢者フットケアのポイントと課題。」という演題で講演をして頂きました。

高齢者フットケアが必要な理由は、①病変の早期発見、②転倒予防、③要介護改善、④引きこもり防止、だそうですが、そのためには介護視点のケアが必要だということです。一度にいろんなことができなくても、今日は足をきれいに拭くだけ、次は1本だけ爪を少し切ってみるだけだとしても、それだけたくさん足を見る機会できて、ラッキーという考え方にシフトすればいいのでは?というお話にはなるほどと思いました。大場先生の話はとにかく楽しくてあっという間の1時間でした。

 

そして、お二人目の特別講師は、足の専門病院下北沢病院院長の菊池守先生に「フットケアをバズらせろ‼令和に入りフットケアを取り巻く環境はこう変わる」という演題で講演をして頂きました。

医師ならではの、専門的なお話はいつ聞いても勉強になります。神経障害があるかどうかの簡単なテストの仕方、足首の可動域が狭いと、前足部に胼胝ができやすいなど、わかりやすく解説して下さり、まだまだ聞いていたいと思うような中身の濃いお話でした。また、新しい試みとして「slido」というアプリを使って参加者の皆さんの意見や感想を投稿してもらいました。残念ながら、講演中にはアプリを介していただいた質問への回答ができなかったため、後日菊池先生が丁寧に回答をして下さっています。

 

菊池守先生からの回答はこちらからチェック>>

セミナーの締めくくりは、特別講演の講師の先生に加え、セラピストで高齢者向けフットケアサービス「歩っとけあ」代表の嘉陽海子先生と、看護師でフットケア指導士の江田愛子先生をパネリストにお迎えしトークセッションを行いました。事前に参加者の皆様から募集した質問に回答していただきましたが、質問の多くは、高齢者の爪切りについて、どうすれば効率よくできるか?痛がって触らせてもらえない場合はどうしたらよいか?など、看護師や介護士さんの参加が多い今回のセミナーならではだったように感じます。パネリストの先生方には、ご自身の経験からの意見や考えを教えて頂きましたので、参加者の皆様の今後のお仕事に活かしてもらえると嬉しいです。

 

 

物販ブースでは、8月に「100歳までスタスタ歩ける足の作り方」という書籍を発売されたばかりの菊池先生の本も販売させていただきました。今回のご購入者には菊池先生のサインがもらえるという特典付きで、あっという間に完売してしまいました。

セミナーの後は、いつものお楽しみ!懇親会!

フットケアに関わっている方が大勢集まっているこのチャンスを逃す手はありません。フットケアの仲間を作ったり、講師の先生と深い話をしてみたり、普段は接点を持つことができないような仲間と交流を図れるのが懇親会に参加する利点です。セミナー以上に得るものがいっぱいあると毎回必ず参加される方も多いです。お時間のある方は、ぜひ一度懇親会にも顔を出してみて下さい。

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