第18回フットケアスキルアップセミナー 2018/12/8
第18回目となった、フットケアスキルアップセミナーが12月8日に開催されました。
朝10時から夕方16時過ぎまでという長丁場でしたが、様々なジャンルの講演やフットケアの実践レクチャーなど、盛りだくさんの内容で、参加者の皆様も飽きることなく最後まで聞いて頂けたように思います。
セミナーの目玉でもある、外部講師による特別講演では、下北沢病院足病総合センター センター長の菊池恭太先生と、(株)ペディキュール代表の西谷裕子先生のお二人に来て頂きました。
菊池恭太先生
下北沢病院足病総合センター センター長
整形外科医の菊池先生には、「足と歩行の神秘をさぐる~バイオメカニクス編~」という演目で、足の骨格や関節の動き、歩行周期のメカニズムなどについてお話をして頂きました。
足のトラブルを考えるうえで、足の骨格はとても重要です。インソールを作成する際にも必要ですし、足の痛みの原因を解明するにも足の構造が分かっていないといけません。
菊池先生の専門的なお話が聞けて、大変勉強になりました。
西谷裕子先生
公益財団法人日本生涯学習協議会認定講師マスターインストラクター
株式会社ペディキュール代表取締役
西谷先生には、「患者様とお客様に愛されるコミュニケーション術」という演目で講演をして頂きました。次前に参加者一人一人に、動物占いによる性格診断シートを作成して頂き、それを元にした人間関係を上手くする方法を教えて頂きました。
グループごとの性格や特徴、こんな言葉をかけると喜ぶ、反対にこのワードはNG!というのもあって、占い大好きな女子達は大盛り上がりでした。人間関係に悩む事って多いと思いますが、相手の性格や行動が理解できているとコミュニケーションが上手く取れるようになります。
西谷先生の会社では、動物占いによるコミュニケーション術を上手く活用してから、離職率がゼロになったそうです。
毎回恒例の代表理事山本による実践レクチャー。
参加者の中から、足トラブルをお持ちのモデルさんを集い、胼胝や鶏眼などの角質ケア、巻き爪ケア、外反母趾テーピングやオトーゼ(足趾間シリコンパッド)製作など、足の状態に合わせて様々な技術を披露していきます。
見事な手さばきで、ささっと角質を削るところは流石です。参加者の中からも「あの動きをマネしようとしてもできない」という、ため息交じりの声が聞こえてきていました。
コーンカッターを華麗に使いこなすには、やはりそれなりの練習と経験が必要です。残念ながら、見ただけで出来るようになる簡単な技術ではありませんのて、上手く出来ない時は角質ケア講座を受講して下さいね。
実践レクチャーの後は、
フットケア用品でお世話になっている、株式会社佐鳴の内山さんによるランチョンセミナー。
お弁当を食べながら、フットケア商品についての講演を聞きました。
数ある商品の中から「これ!」というのを選ぶのは大変ですが、それぞれの商品の特徴や使い道など詳しく教えて頂き、商品購入の際にとても役立つ情報を得られたと思います。
続いては、
協会員の並木昌幸さんによる「受講から独立開業について」の講演。
フットケアを始めようと思った経緯や開業のための準備、開業してからの具体的なお金の話などを赤裸々に語って頂きました。
普段はなかなか聞けないお話を聞くことができ、これから起業を考えている方や、なかなかサロン運営が軌道に乗らなくて悩んでいる方には、大変ためになる濃い内容だったと思います。
並木さんの講演を聞いて、「自分ももっと頑張らないと!!」と奮起している方もたくさんいましたよ。
次は、代表理事山本の再登場。
トラブル爪の症例と肥厚爪ケアの方法を動画を見ながら解説していきました。
爪のケアと言っても爪だけではなく、爪周りのケアも含まれます。特に肥厚して伸びにくくなっている場合などは、爪の生え際のところに古い爪がめり込んでいたり、垢や角質がこびりついています。
爪周りの余計なものを取り除き、スッキリ清潔にすることも大事なケアのひとつです。
懇親会では、緊張もなくなり打ち解けた雰囲気になりますので、セミナーの時間内には聞けなかった講師への質問ができたり、他の参加者さんともじっくりお話しできたり、とくかく交流を深められるビックチャンス!です。
異業種の方との交流で視野が広がったり、普段では知ることのできない情報を得る事もできます。
なので、セミナー参加だけで終わってしまうので、ちょっと勿体ないかも。。
セミナーの後は毎回懇親会を開催しておりますので、一度は懇親会にも参加してみて下さい。楽しいですよ。