高齢になると、視力や握力の低下、足腰が痛くて足先まで手が届かない等、様々な理由でご自身での爪切りが困難になるケースが多くみられます。爪の肥厚や角質増殖等の原因は他にもありますが、日頃のケア不足によっても、いわゆる「トラブル爪」は引き起こされやすくなります。
こちらのモデルさんも、ご自身でケアすることができずにいらっしゃいました。爪が肥厚したり、変形したりすると、ご家族も爪切りで切ってあげることができず、そのまま手つかずになってしまうことも少なくないようです。
爪の先端が剥離していたため、今回は爪と爪の下の皮膚が離れてしまっている所は全てカットしました。また、趾先の軟部組織が盛り上がり爪が前に伸びにくくなっていることで、爪に厚みが出ていますね。爪が靴下や布団に引っかからないよう、マシンで厚みを削りました。このようなケアをすることで、爪が綺麗に伸びやすく、引っかからず安全に過ごせるようになります。
どこまで切っても良いのか?適正な道具は何?等の疑問は、爪の構造や役割を知り、技術を身に付けることで解決することができます。
右の写真は、トラブル爪ケア講座の授業風景です。
トラブル爪ケア講座では、肥厚爪、爪白癬、変形爪、巻き爪の原因とその対処法を講義で学び、爪模型で正しく安全なケアの技術を身に付けていきます。
肥厚・変形爪のトラブル爪ケアは、「トラブル爪ケア講座」で学べます。